Accel-Mart Plus スタートアップガイド 第19版 2024-11-20

3.8.3. シェアードデータベースの登録

Accel-Mart Plusでは、intra-mart Accel Platformと同様に、シェアードデータベースの利用が可能です。
Accel-Mart Plusにおけるシェアードデータベースの登録方法について記載します。

3.8.3.1. JDBCドライバの運用方法

シェアードデータベースに接続する場合、利用するデータベース種別によって、JDBCドライバの運用方法が異なります。
詳細は以下の表を確認してください。
シェアードデータベースで利用するデータベースにおけるJDBCドライバ運用方法の違い
項番 データベース種別 JDBCドライバ管理責任 JDBCドライババージョン JDBCドライバ配置先
1 弊社提供環境のRDSと同じデータベース種別 弊社 弊社指定バージョン ※1 「%RESIN_HOME%/lib」配下
2 項番1以外のデータベース種別 お客様 最新バージョン ※2 「WEB-INF/lib」配下

注意

※1
弊社から提供しているRDSに利用するJDBCドライバについては、「%RESIN_HOME%/lib」上で管理しており、定期的にJDBCドライバのバージョンアップを実施します。
したがって、弊社管理のJDBCドライバのバージョンは、お客様にてバージョンを管理することはできません。
シェアードデータベース接続の際は、弊社で管理しているJDBCドライバをそのまま利用してください。
例: RDSでPostgreSQLを利用中の場合、シェアードデータベースでPostgreSQLを利用する場合が該当します。
※2
データベース接続で利用するJDBCドライバは、提供元のダウンロードサイトから取得した最新バージョンのファイルを配置してください。

以下に該当するJDBCドライバ運用方法は、弊社製品として想定しているデータベース接続方法とは異なります。
そのため、お客様にて検証を行い、動作に問題が無いことを確認してください。
  • 最新バージョン以外のJDBCドライバを利用している。
  • 同じデータベース種別でJDBCドライバを複数バージョン配置している。
上記運用方法を起因とする問題、および、その影響で発生する弊社製品側の問題は、保守範疇では対応できません。

注意

現在、表の項番2に該当するデータベース種別のJDBCドライバを、「%RESIN_HOME%/lib」配下に配置してシェアードデータベースを利用されているお客様について

JDBCドライバの追加 の手順でJDBCドライバを追加し、シェアードデータベース接続を利用するには、「%RESIN_HOME%/lib」配下のJDBCドライバを削除する必要があります。
削除を希望のお客様は、弊社のAccel-Mart Plusサービスサポート窓口まで連絡してください。

3.8.3.2. JDBCドライバの追加

3.8.3.2.1. JDBCドライバの入手

利用したいデータベースのJDBCドライバを入手します。
手順は以下をご参照ください。

上記以外のデータベースをシェアードデータベースで利用する際は、お客様にて提供元のダウンロードサイトから取得してください。

3.8.3.2.2. Jugglingプロジェクトのインポート

IM-Jugglingを起動し、弊社より提供したJugglingプロジェクトをインポートします。
手順は以下をご参照ください。

3.8.3.2.3. Jugglingプロジェクト直下の「lib」ディレクトリにJDBCドライバを配置

  1. インポートしたプロジェクトを右クリックし、「新規」>「フォルダ」を選択します。
../../../_images/jdbc-driver-placement1.png
  1. フォルダ名に「lib」と入力し、「終了」を押下します。
../../../_images/jdbc-driver-placement2.png
  1. 成功するとプロジェクト上に「lib」フォルダが作成されます。
../../../_images/jdbc-driver-placement3.png
  1. 作成した「lib」フォルダを右クリックし、「インポート」を選択します。
../../../_images/jdbc-driver-placement4.png
  1. 「ファイル・システム」を選択し、「次へ」を押下します。
../../../_images/jdbc-driver-placement5.png
  1. 手順1で入手したJDBCドライバを選択し、「終了」を選択します。
../../../_images/jdbc-driver-placement6.png
  1. 成功すると選択されたJDBCドライバが配置されます。
../../../_images/jdbc-driver-placement7.png

3.8.3.3. データソースの設定

「resin-web.xml」ファイルにデータソースの設定を行います。
「resin-web.xml」ファイルに、接続先のデータベース接続情報を設定してください。
手順は以下をご参照ください。

3.8.3.4. モジュールリリース

  1. WARファイルと静的ファイルを出力します。
手順は以下をご参照ください。
  1. 運用管理サイトのモジュール反映機能にてWARファイルと静的ファイルをデプロイします。
手順は以下をご参照ください。

3.8.3.5. シェアードデータベースの設定

シェアードデータベースについての設定手順は以下をご参照ください。

コラム

シェアードデータベースの利用方法については、intra-mart Developer Siteでいくつかご紹介しています。
詳細は以下ページの「シェアードデータベースの利用方法」の箇所をご参照ください。