Accel-Mart Plus お問い合わせガイド 第2版 2024-02-21

3.2.1. 全般的な留意事項

3.2.1.1. 緊急度の設定について

  • 件名や本文に「緊急」等と記載されても、緊急度は上がりません。

3.2.1.2. ひとつのお問い合わせにつき、ひとつの質問を記載してください

  お問い合わせの例
「障害確認のお問い合わせ」と「作業依頼の手続き方法」のお問い合わせを、1つのお問い合わせで起票する。
「障害確認のお問い合わせ」と「作業依頼の手続き方法」のお問い合わせを、それぞれ別のお問い合わせとし、計2つのお問い合わせを起票する。
  • 1つのお問い合わせには1人のサポート担当者が対応します。独立性の高い質問は、複数のお問い合わせに分けて起票すると、対応を迅速化できる場合があります。
  • 相互に関連の強い質問は1つのお問い合わせに記載してください。迷った際は、書きやすい形で記載してください。
    サポート担当者がお問い合わせの分割を提案することもあります。

3.2.1.3. 説明の省略、および、独自用語の記載を避けてください

  お問い合わせの例
×
xxxシステム(ご契約者様組織内の独自の呼び方)が、また動かなくなりました。
Accel-Mart Plus サービスの xxx 機能について質問です。以前の問い合わせ(チケット ID=#xxxxx)の関連です。具体的には yyyy-MM-dd の日本時間 15:00 から・・・
  • ご契約者様がどのような状況に直面されているのか、お問い合わせごとに、具体的にサポート担当者に伝わるよう記載してください。
  • ご契約者様組織内の独自の用語等は使わずに質問してください。
  • 過去のお問い合わせが関連している場合は、チケット ID を記載してください。

3.2.2. 解決したい課題を明確にする

3.2.2.1. 解決したい課題を明確に記載してください

  お問い合わせの例
×
いま、メンテナンス中ですか?
https :// xxx.accel-mart.com/xxx/login に外部からアクセスできなくなりました。早期に復旧させたいです。対応策を教えてください。
  • ご契約者様の課題が明確に伝われば、結果的に解決を早めます。

3.2.2.2. 障害と判断した理由をお知らせください

  お問い合わせの例
×
https :// xxx.accel-mart.com/xxx/login が応答しません。
https :// xxx.accel-mart.com/xxx/login が、利用者側で管理しているネットワークからのリクエストに反応しません。
利用者側で管理しているネットワークから Accel-Mart Plus 側ネットワークに到達するまでの経路上の障害はありません。

3.2.2.3. 最終的に実現したいことと現在の状況を詳しく共有してください

  お問い合わせの例
×
「Error: xxx xxx」は、どういう意味ですか?
xxx を実現するために、intra-mart の「xxx」機能の画面で「xxx」と操作した際、「Error: xxx xxx」とメッセージが出力され、エラーとなりました。このエラーはどのような条件で発生するのでしょうか?
画面操作時刻は日本時間の xx 月 xx 日 xx:xx です。
  • 質問内容が省略されている場合、内容の確認に時間を必要とするため、省略せずに記載してください。
  • intra-mart 製品の設定不足、Accel-Mart Plus サービス、AWS 基盤の一時的障害など、さまざまな可能性をお調べします。
  • その上で、「最終的に実現したいこと」に近づくための別の方法を案内することがあります。

3.2.3. 状況を正確に共有する

3.2.3.1. ご契約者様利用環境の情報を明記してください

  • お問い合わせの際は、接続先 URL の項目を正確に入力してください。
    正確に入力されていない場合は、調査が困難な状態となり、内容の確認に時間を要する場合があります。

3.2.3.2. 事象の発生日時と継続状況についてお知らせください

  お問い合わせの例
発生時刻は xx 月 xx 日の xx:xx です。
発生時刻は xx 月 xx 日の xx:xx(日本時間)です。
発生時刻は xx 月 xx 日の xx:xx(日本時間)です。現在も続いています。
発生時刻は xx 月 xx 日の xx:xx(日本時間)です。現在は収束しています。
  • サポート担当者による問題の切り分けがしやすくなり、迅速な回答に繋がります。
  • なお、古い事象については詳細調査ができない場合があります。あらかじめご了承ください。
  • タイムゾーンの記載を推奨します。必要に応じて記載してください。

3.2.3.3. ログ類や画面キャプチャの共有を検討してください

  • エラーに関わる情報を幅広く収集し、サポート窓口に共有することを検討してください。早期に解決できる場合があります。

  • 問題の切り分けを目的として、サポート担当者からログ類や画面キャプチャの提供を依頼する場合があります。

  • 初期の起票時にログ類や画面キャプチャを添付することで、サポート担当者からの情報提供依頼が不要となり、その分、解決までの時間が短縮される可能性があります。お問い合わせに必要な情報は以下を確認してください。
  • 機密情報が含まれる場合は、ご契約者様にて確実にマスク処理を行なってください。

3.2.3.4. 環境の状態を変更された場合、原因追及が難しくなる場合があります

  • サーバ起動・停止、リストアなどにより環境の状態が事象発生時から変わっている場合、必要な調査を行うことができず、原因追及が難しくなる場合があります。

3.2.4. 経緯を共有する

3.2.4.1. 事象を再現する手順を共有してください

  • サポート担当者による問題の理解が深まり、迅速な回答に繋がります。
  • また、更なる調査を行うために、事象の再現を当社の検証環境で試みる場合があります。
  • その際は、事象の再現に必要な最小限の操作、利用データ、および、環境設定情報の提供を依頼する場合があります。
  • 提供の際には、機密情報が含まれないよう、ご契約者様にて確実にマスク処理を行なってください。

3.2.4.2. すでに試した対応策があれば、可能な限り共有してください

  お問い合わせの例
×
いろいろやっていますが、うまくいきません。
下記の URL の手順は試しましたが、最後の操作で xxx というエラーがでます。
https: // aws.accel-mart.com/am_document/xxx
  • ご契約者様の課題に対し、サポート担当者からさまざまな対応策を案内することがあります。
    このとき、ご契約者様がすでに実施済みで、有効でないことが分かっている対応策を案内してしまうことがあります。
  • このような事態を避けるために、ご契約者様で実施済みの対応策があれば、できるだけ共有してください。

  • 例文の通り、実施された対応策が有効でないと判断された理由もお知らせください。手順の一部を変更することで、対応策が有効になる場合があります。

3.2.5. 案内が難しいご質問

3.2.5.1. 障害の原因についてのお問い合わせ

  • Accel-Mart Plus サービスでは、障害内容の詳細な説明は行っていません。
    一次復旧を優先する方法をご案内することで、ご契約者様の課題を迅速に解決することを目指します。
  • Accel-Mart Plus サービスでは、障害の要因分析、および、発生率の低減に努めていますが、AWS 基盤に関連した障害発生は予測不可能であり、また不可避で障害の発生を完全に防ぐことは困難です。

3.2.5.2. Accel-Mart Plus サービス内部の仕組みについてのお問い合わせ

  お問い合わせの例
×
Accel-Mart Plus サービスの バックアップ機能で利用している技術を教えてください。
  • 例文のような質問への回答はできません。

3.2.5.3. Accel-Mart Plus サービスの不具合改修の案内

  • Accel-Mart Plus サービスの不具合や要望に関して、改修内容や改修時期を約束することはできません。
  • また、不具合改修や要望が実現した際に、Accel-Mart Plus サービスからご契約者様対しての個別連絡は行いません。

3.2.6. ご契約者様からの評価

3.2.6.1. サポート全体の品質について(お問い合わせ終了時)

  • お問い合わせクローズ時の満足度評価を記入してください。
  • サポート全体の品質向上のための非常に重要なフィードバックとなります。是非ご協力ください。

3.2.6.2. 課題が解決した際のお願い

  • サポート担当者からの回答を元に、ご契約者様の課題が解決した際は、解決した旨をお知らせください。
  • また、ご契約者様自身で課題を解決された場合には、その解決方法の共有にご協力ください。
  • 今後のサポート品質向上や、他のご契約者様の課題解決に有効な情報となる可能性があります。