Accel-Mart Plus お問い合わせガイド 第2版 2024-02-21

ログファイルの確認方法について

ログの種類

Accel-Mart Plus サービスにおけるログ設計は、以下を確認してください。

コラム

各種ログは、日次ローテートされています。
過去ログを確認する場合は、日付毎に zip 圧縮されているファイルを展開して確認してください。

スタックトレースの確認

スタックトレースは、エラーが発生した箇所、および、エラーが発生するまでの経緯が出力されます。
そのため、スタックトレースを解析することにより、エラーの原因を特定できる場合があります。

スタックトレースの出力先

スタックトレースは、対象の AP サーバの Resin JVM ログや exception ログに出力されます。

exception ログのファイル名にはログ ID が含まれています。このログ ID は、システムログとして出力される ログ ID と関連しています。
そのため、同一のログ ID を辿ることにより、システムログで発生したエラーの詳細を、exception ログに出力されているスタックトレースとして確認することが可能です。システムログのログ ID については以下を参照してください。

スタックトレースの出力フォーマット

以下に、スタックトレースの出力フォーマットの例を示します。

1 行目には、エラー情報(例外のクラス名とエラーメッセージ)が表示され、どのようなエラーが発生したかを確認できます。

2 行目以降には、エラーの発生箇所が示されます。
メソッドの呼び出し元(クラス名.メソッド名 N)から呼び出し先(クラス名.メソッド名 1)に向かって、下から上に出力されます。
2 行目(クラス名.メソッド名 1)にはエラーが発生したメソッドの情報が表示されます。
例外クラス名: エラーメッセージ
 at クラス名.メソッド名 1 (ソース名:行番号)    呼び出し先
 at クラス名.メソッド名 2 (ソース名:行番号)
            :
            :
 at クラス名.メソッド名 N (ソース名:行番号)    呼び出し元
スタックトレースに「Caused by: xxx」が出力されている場合は、
最下部の「Caused by」の一番上のメソッド(メソッド名 10)が、エラーが発生したメソッドの情報です。
例外クラス名: エラーメッセージ
 at クラス名.メソッド名 1 (ソース名:行番号)
 at クラス名.メソッド名 2 (ソース名:行番号)
            :
Caused by: 例外クラス名: エラーメッセージ
 at クラス名.メソッド名 10 (ソース名:行番号)
 at クラス名.メソッド名 11 (ソース名:行番号)
            :

スタックトレースの解析方法

事象発生時刻付近の対象 AP サーバの Resin JVM ログ、および、システムログに紐づく exception ログを確認し、
スタックトレースが出力されている場合は、エラーメッセージなどから原因が特定できるかどうかを調査します。

また、エラーが発生したクラスやメソッドの場所から、事象発生の要因と考えられる処理かどうかを調査します。

コラム

エラーメッセージを検索エンジンで調査すると原因を特定できる場合があります。