3.3.2. その他機能¶
3.3.2.1. ログ取得機能¶
SFTPクライアントよりOS/アプリケーションログの取得が可能となる機能です。 下記のログが対象となります。 下記のログが対象となります。
ログ取得機能対象 Resinログ Resin関連のログです。 intra-martログ AccelPlatformおよび各種アプリケーションログです。 httpdログ Apacheのログです。 Cassandraログ Cassandraのログです。 OSログ OS関連のログです。 コラム
- 接続にはSFTPクライアントをお客様のご利用環境にて用意頂く必要がございます。
- 公開鍵方式にて、ファイル参照のみ可能なユーザを提供いたします。
- SFTP接続用ポートについては弊社指定ポートとなります。
- ログファイルは、ご利用環境のシステム管理者画面からも取得可能となります。
コラム
ログ取得の具体的な手順につきましては、 「Accel-Mart Plus スタートアップガイド」- 「3.7. ログファイルの取得」をご参照ください。
3.3.2.2. ストレージファイルアクセス機能¶
SFTPクライアントより、パブリックストレージに配置されたファイルの取得、および、配置が可能となる機能です。一例として、下記パスに配置されたファイルが対象となります。
- /opt/accel-mart/iap_storage/public/storage/
コラム
- 接続にはSFTPクライアントをお客様のご利用環境にて用意頂く必要がございます。
- 公開鍵方式にて、ファイルの参照、書き込みが可能なユーザを提供いたします。
- SFTP接続用ポートについては弊社指定ポートとなります。
注意
当機能をご利用するには、お客様にてSFTP接続用の秘密鍵を取得する必要があります。秘密鍵の具体的な取得手順につきましては、「Accel-Mart Plus 運用者操作ガイド 」- 「5.9. 秘密鍵取得 」をご参照ください。
3.3.2.3. 監視サービス¶
本サービスでは、以下の監視を標準で実施しています。
24時間自動監視を行います。
10分間のデータで監視を行います。
障害対応は、サポート時間内での対応になります。(サポート時間外の場合は、翌営業日の対応となります。)注意
- 本機能は本番利用用途に対する機能であり、Developmentプランは対象外となります。
- Smallプラン以上の環境は監視サービスは必須となります。
注意
以下の異常が検知された場合、弊社が構築し提供しているOS、ミドルウェア製品、および、弊社Accelシリーズ製品が起因であるのか、もしくは、ご契約者様にて独自に開発されたアプリケーションが起因であるのかをご判断ください。
・CPUの使用率・メモリの使用率・システムディスクとデータディスクの使用率・ロードアベレージの上昇弊社、および、お客様の保守責任範囲につきましては、「保守範囲」をご参照ください。弊社が構築し提供している範囲が起因と判断され、障害対応が必要な場合は、Accel-Mart Plusサポート窓口へお問い合わせください。その際は、判断された理由をご提示ください。
3.3.2.3.1. 概要¶
死活監視
- APサーバの設定されたURLへのHTTPリクエストの応答時間とステータスコードを監視します。
- サーバの疎通確認を実施します。
- AWS基盤システムの異常、および、EC2インスタンスの異常を監視します。
リソース監視
- CPU、メモリ、システムディスクとデータディスクの使用率、ロードアベレージを監視します。
プロセス監視
- OS、Cassandra、NFS等の各種機能を利用するにあって動作すべきプロセスの監視を行います。
ポート監視
- 各種機能で利用されるポートの監視を行います。
大項目 小項目 死活監視 AWS基盤監視 URL監視 APサーバ数 リソース監視 CPU使用率 メモリ使用率 ディスクファイルシステム容量 ロードアベレージ プロセス監視 rsyslogプロセス sshプロセス chronydプロセス crondプロセス Resinプロセス httpdプロセス Postfixプロセス Cassandraプロセス NFSプロセス Solr(Jetty)プロセス ※ amazon-ssm-agentプロセス ポート監視 sshd(20022ポート) apache(80ポート) resin(8080/6600/6800ポート) postfix(25ポート) intra-mart(5200ポート)
コラム
- 2021年05月27日以前に全文検索サーバをお申込みいただいたお客様につきましては「Tomcatプロセス」となります。
- 各監視の対象範囲や閾値などの詳細は本サービスをご契約いただいた後にご提供しているドキュメントを参照ください。
注意
3.3.2.3.2. 監視アラート通知¶
監視サービス機能で異常が検知された場合 または 異常から正常に復旧した場合に監視アラートをメールにて通知します。通知はアラート通知先に設定されているメールアドレスに対して行います。運用管理機能実行中は監視アラートのメール送信を抑止しております。
- 監視アラートの発報条件や通知内容などの詳細は以下のとおりです。
- 2回連続で閾値を超えた場合に障害の監視アラートを発報します。
- 閾値を超えた状態から閾値を下回る状態に戻った際に復旧の監視アラートを発報します。
- 監視の閾値超過判定基準は監視項目によって異なります。監視アラート発報のイメージは下図を参照ください。
判断基準①監視項目「メモリ使用率 (10分間95%超過)」の例判断基準②監視項目「CPU使用率 (10分間95%超過)」の例
- 通知タイミングと件名
タイミング 件名 障害が検知されたとき PROBLEM: {アラート名}例)PROBLEM: リソース監視 {インスタンス名}{システムID} CPU使用率 (10分間99%超過)障害解消が検知されたとき OK: {アラート名}例)OK: リソース監視 {インスタンス名}{システムID} CPU使用率 (10分間99%超過)
- 通知内容
通知内容 説明 宛先 監視通知先情報に設定されている担当者様宛に通知します。 メッセージ 通知タイミングによって以下を通知します。監視システムで障害を検知しましたので、ご報告させていただきます。監視システムで復旧を検知しましたので、ご報告させていただきます。システムID システムIDを通知します。 システム名 システム名を通知します。 インスタンスID インスタンスIDを通知します。(※インスタンスに関するアラームの場合) インスタンス名 インスタンス名を通知します。(※インスタンスに関するアラームの場合) 時間 障害もしくは復旧が検知された日時を通知します。監視項目 {アラート名}例)リソース監視 {インスタンス名}{システムID} CPU使用率 (10分間99%超過)検出した値 {検出した値}例)100 %
- 通知例
- 障害検知の場合
Accel-Mart Plus ご担当者様 監視システムで障害を検知しましたので、ご報告させていただきます。 ◆監視対象 システムID:000000000000 システム名:サンプルシステム インスタンスID:i-012345678910a1b2c (※インスタンスに関するアラームの場合) インスタンス名:am-ap01 (※インスタンスに関するアラームの場合) ◆時間 障害検知日時:2023-02-21 09:30:06 ◆監視項目 リソース監視 am-ap01-000000000000 CPU使用率 (10分間99%超過) ◆検出した値 99.95 % 監視サービスの詳細については、以下をご参照ください。 ◆サービス仕様書 https://aws.accel-mart.com/service_manual/texts/03_specifications/03_system_operations/02_other_operations.html#monitoring-services ◆設定値リファレンス https://aws.accel-mart.com/setting_reference/texts/02_tech_specs/08_monitoring.html ご確認のほどよろしくお願いいたします。
- 復旧検知の場合
Accel-Mart Plus ご担当者様 監視システムで復旧を検知しましたので、ご報告させていただきます。 ◆監視対象 システムID:000000000000 システム名:サンプルシステム インスタンスID:i-012345678910a1b2c (※インスタンスに関するアラームの場合) インスタンス名:am-ap01 (※インスタンスに関するアラームの場合) ◆時間 障害検知日時:2023-02-21 09:30:06 復旧検知日時:2023-02-21 09:35:06 ◆監視項目 リソース監視 am-ap01-000000000000 CPU使用率 (10分間99%超過) ◆検出した値 82.05 % 監視サービスの詳細については、以下をご参照ください。 ◆サービス仕様書 https://aws.accel-mart.com/service_manual/texts/03_specifications/03_system_operations/02_other_operations.html#monitoring-services ◆設定値リファレンス https://aws.accel-mart.com/setting_reference/texts/02_tech_specs/08_monitoring.html ご確認のほどよろしくお願いいたします。
注意
3.3.2.4. メンテナンス画面表示¶
対象の個社利用環境にメンテナンス画面を表示します。本サービスがご利用いただけない場合に、メンテナンス画面が表示されるようになります。メンテナンス画面が表示されるタイミングは以下のとおりです。
弊社による、個社利用環境へのメンテナンス時
- メンテナンス作業中に、メンテナンス画面が表示されます。
お客様による、運用管理機能のご利用時
運用管理機能の実行中にメンテナンス画面が表示されます。対象の運用管理機能は以下のとおりです。
- オフラインバックアップ
- モジュールリリース
- リストア
個社利用環境に対する障害発生時
intra-mart Accel Platform のヘルスチェックでエラーが発生している間、メンテナンス画面が表示されます。ヘルスチェックについての詳細は、「intra-mart Accel Platform セットアップガイド 」-「intra-mart Accel Platform のヘルスチェック 」を参照してください。注意
本機能は本番利用用途に対する機能であり、Developmentプランは対象外となります。
障害の検知は5分ごとに実施しているため、以下の期間に、最大5分程度のタイムラグが発生することがあります。
- intra-mart Accel Platform のヘルスチェックでエラーが発生してから、メンテナンス画面が表示されるまで
- intra-mart Accel Platform のヘルスチェックで正常を記録してから、通常の個社利用環境の画面が表示されるまで